冷房病にならないために

      2023/11/22

冷房病というのは、室内の冷房が原因で起こる夏の冷え症だと考えられています。例えば、足腰や身体が冷える、だるさとか疲労感、頭痛やノドの痛み、手足の神経症、めまい、腹痛、女性では月経不順や生理痛で、室内を冷やし過ぎたために起こる様々な症状を言います。

現代の都会では、夏に冷房ぬきの生活は考えられなくなっています。それは、日本の夏が、単に気温が高いだけでなく湿度が高いので、蒸し暑いためです。しかし快適であるはずの冷房も、用い方よっては、身体に大変悪い影響を与えることもあります。

それでは冷房病にならないための工夫について、幾つかのポイントをあげます。まず第一は、強い風がじかに当らないようにすることです。薄い衣服をはおるなどして、風から肌を守りましょう。風速が1メートル増す毎に、身体の皮膚の温度は1度下がると言われており、思いのほか冷えすぎてしまうのです。

第二は温度を下げ過ぎないことです。外の気温と、室内の温度差は、5℃以内が望ましいのです。つまり外気温が30℃~35℃ならば25℃~28℃位が適当で、なるべくこまめに温度調節しましょう。扇風機を併用してバランスをとると良いでしょう。

第三は、湿度を下げる工夫をしてください。湿度が下がれば、少しぐらい気温が高くても気持ちが良いものです。ドライ機能も活用してください。第四は、足腰が冷え易いので、特に女性は、下半身の保温に努めることが大切です。膝掛けや座布団を使用したり、ストッキングの上に靴下を履くなどしましょう。

第五は、暑いところと冷房の効いているところの頻繁な出入りは避けましょう。その他、長時間冷房した時は、冷たい空気が床の方に澱んでいるので、思い切って一旦窓を開け、外気を入れて空気を交換しましょう。

また時には、身体を動かしたり、軽い体操などで、血液の循環を促すのも良いでしょう。



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