こあら通信 Vol.17

      2023/11/26

歯の健康に必要な栄養 ~特に妊婦さん注目です~

 

歯の健康に必要な栄養について考える場合、歯そのものは骨を含めた硬い組織に関するものと、歯肉その他の軟らかい組織に関するものに大きく分けられます。歯と骨は構造や成分のよく似た組織なので必要な栄養素もよく似ています。

歯の場合に特徴的なことは、アゴの中で歯が作られている時期にバランスのとれた栄養を摂取することが最も大切で、作られる過程にある歯は全身の栄養状態の影響を最も受けるものの一つであるということです。そしてその時に受けた障害は自然に治ることはありません。しかし逆にできあがった歯はその後の栄養による影響は受けにくいともいえるのです。

乳歯では胎生4カ月ごろから生後1年ぐらいまで、永久歯では出生時から8歳ぐらいまでの時期が重要です。この時期に必要な栄養素としては、十分なタンパク質、無機質およびビタミンが必要で、その他に糖質や脂質も欠かすことはできません。タンパク質は歯の全体の形をつくるのに必要不可欠です。著しいタンパク質不足は歯の形成不全をきたします。無機質ではカルシウム、リン、マグネシウム等が必要です。特にカルシウムとリンの成分比率が重要で、このバランスが崩れるとエナメル質や象牙質のできが不完全になることがあります。カルシウム不足が歯の質を弱らせる最大の原因のようにいわれますが、カルシウムだけでなく、ほかの栄養素が必要十分な量で、なおかつ、バランスよく摂取されてはじめて健康な歯が作られるのです。

ビタミンの中で歯のできる過程と関係が深いのがビタミンA、C、Dです。ビタミンAの不足ではエナメル質が、また、ビタミンCの不足では象牙質のできが不完全となります。ビタミンDは骨の生成や全身の成長発育に大切なものですが、これが欠乏すると歯ばかりでなく、歯を支える歯槽骨に障害が生じます。ビタミンB群やCの欠乏では歯肉の出血や炎症の原因となることもあります。歯の健康を保つための栄養はお母さんのお腹の中にいる時から学童期までが最も影響が大きいことを知っておきましょう。



医療法人社団よしだ・ファミリー・歯科:https://www.theha.com/

〒211-0025 神奈川県川崎市中原区木月1-27-12 近藤ビル2F
電話:044-433-3088

交通アクセス
電車でお越しの方:東急東横線元住吉駅北口より徒歩3分

PAGE TOP