インプラントの寿命とは?寿命が来たらどうなるのか、どうすればいいのかを解説

      2025/05/20

元住吉の歯医者、よしだ・ファミリー・歯科でインプラントの寿命についての解説

こんにちは、元住吉の歯医者、よしだ・ファミリー・歯科です。

「天然歯の代わりとして半永久的に使用できる」といったイメージを持たれがちなインプラントですが、インプラントにも寿命があることはご存じでしょうか。
また、インプラントの寿命が来たらどうなるのか、またその際にどのような対応が求められるのかを知っているでしょうか。

インプラントの寿命や、寿命が来た際の対応策、また寿命を延ばすための方法について解説します。

 

インプラントの平均寿命

インプラントの平均寿命は10年から15年ほどとされています。
これは、あごの骨に埋入する「インプラント体」と呼ばれる部品の耐用期間です。
インプラント体は、あごの骨と結合することでその上の人工歯を支えており、この結合が失われたときにインプラントは寿命を迎えます。

ただし、日々のお手入れやメンテナンスをきちんと行うことで、この寿命を超えて機能を保つことも可能です。

逆に、これらを怠れば、寿命に達する前にインプラントが抜け落ちてしまうこともあります。

 

寿命が来たらどうなるのか

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インプラントの寿命は、多くの場合インプラント体があごの骨から脱落するまでの期間を指します。
インプラント体はチタンやその合金で作られており、基本的に錆びることはありません。
そのため、寿命が来る理由は身体側の問題であることがほとんどです。

例えば、インプラント周囲炎という歯周病に似た症状の進行は、インプラントの寿命を早める代表的な原因です。
炎症により歯槽骨が破壊されることで、インプラントの固定が失われ、インプラントが脱落してしまいます。

 

インプラントの寿命が近づいているサイン

インプラントが寿命を迎えつつある際には、いくつかの兆候が現れます。
代表的なサインは、インプラントのぐらつきや周囲の痛みです。
こうした兆候が見られた場合、すぐに歯科医院に相談することが大切です。
早期に必要なケアや処置を行うことで、寿命が来ている場合にもその期間を長引かせることが可能になります。
反対に、このようなサインを放置すると、問題が悪化したり脱落が早まったりする恐れがあります。

 

インプラントの寿命を延ばす方法

定期的なメンテナンス

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インプラントの寿命を延ばすためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
インプラント周囲炎を早期に発見し予防するために、年間2~3回程度は歯科医院でのメンテナンスを受けましょう。
多くのインプラントには保証が設けられており、保証の適用条件として定期的なメンテナンスが挙げられていることがほとんどです。
問題が発生した時に保証を受けるためにも、歯科医院の指示に従って定期的にメンテナンスを受けるようにしてください。

 

日々のセルフケア

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インプラントを埋入した際に受けたケア方法や注意事項を守り、自宅でのケアを怠らないようにしましょう。
日々正しく歯磨きやフロッシングをすることで、インプラント周囲炎を予防することができます。
もしケア方法に不安がある場合は、メンテナンス時に歯科医師や歯科衛生士に確認してみましょう。

 

インプラント周囲炎の予防

インプラントの寿命を長引かせるためには、インプラント周囲炎を予防することが欠かせません。
日々のセルフケアに加えて定期的に歯科医院でクリーニングを受けることで、口腔内を清潔に保ちましょう。
インプラント周囲炎は進行が早いため、違和感や異変を感じた際には早めに歯科医院に相談することも大切です。

 

禁煙

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喫煙は、インプラントと骨の結合率の低下を招く恐れがあります。
また、ニコチンにより血流が悪化することで歯周病のリスクが高まり、結果としてインプラントの寿命を短くしてしまうこともあります。
インプラント治療を受けるのであれば禁煙を考えるようにしましょう。

 

歯ぎしり・食いしばりの予防

歯ぎしりや食いしばりの習慣がある方は、これらをできるだけ改善することもインプラントを長持ちさせるためには欠かせません。
夜間にナイトガードを装着したり、歯ぎしりや食いしばりの原因となるストレスやかみ合わせの不適合などを改善したりすることで、インプラントへのダメージを抑えましょう。

 

生活習慣の改善

インプラントは、あごの骨と結合して上部構造を支えています。
そのため、骨の健康を保つために、普段の食生活にも気を使うことが大切です。
骨粗しょう症のリスクを下げるために、カルシウムをはじめとした栄養素を十分に摂取するようにしましょう。
また、適度に運動をしたり、糖分を控えめにしたりといった生活習慣の改善も大切です。

 

インプラントが寿命を迎えた場合の対応

「インプラントがぐらぐらしてきた」「かみ心地に違和感がある」など、インプラントの寿命が懸念される際には、まずは保証期間を確認するようにしましょう。
多くの場合、インプラントには5~10年の保証がついており、保証を受けるためには提示された条件を守っている必要があります。
保証内容やその条件がわからない場合には、治療を受けた歯科医院に直接問い合わせて確認しましょう。

そして、不調や異常を感じたらできるだけ早いタイミングで歯科医院を訪れましょう。
保証期間内であれば再治療を保証の範囲で受けることができ、そうでない場合もトラブルの拡大を防ぐことができます。
自己判断で様子を見るなどは避け、転居などで治療を受けた歯科医院に通えない場合には、新たに歯科医師を探し状況を確認してもらいましょう。

 

インプラントの寿命が来た後の治療法

再手術

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寿命を迎えたインプラントがある場合、その再治療として再手術が行われることがあります。
あごの骨が十分に健康であれば、新しいインプラント体を埋め込むことが可能です。
その後のケアやメンテナンスが十分であれば、新しいインプラントも再び長期に渡り使用できる可能性があります。

 

入れ歯やブリッジ

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あごの骨の状態が悪かったり、メンテナンスが不十分だったりした場合には、ほかの治療法が検討されることもあります。
この場合、入れ歯やブリッジといった治療法が検討されることが多いでしょう。
口腔内の状況やセルフケアの習慣、予算などを踏まえて自分に合った方法を選びましょう。

 

まとめ

インプラントの寿命は、通常10年から15年といわれており、その寿命を伸ばすためには日々のケアと定期的なメンテナンスが不可欠です。
必要なケアとメンテナンスを行っていれば、平均寿命を超えてインプラントを長持ちさせることが可能になります。

 



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