歯周病治療

     

    歯周病とは

    歯周病は、歯肉と歯の隙間にたまったプラーク(歯垢)が原因で歯肉に炎症を起こして、はじまる病気です。
    歯周病には、歯肉に炎症が起こる歯肉炎と、炎症が歯根膜や歯槽骨まで及ぶ歯周炎があります。
    症状は、歯肉が腫れて出血したり、膿が出て臭いがしたり、歯と歯肉の隙間(歯周ポケット)が広がってきます。
    ひどくなると、歯を支えている歯槽骨が吸収して、歯がグラグラになり、最後は抜かざるをえなくなります。

    元住吉の歯医者で歯周病治療健康な歯肉 元住吉の歯医者で歯周病治療初期歯周病(歯肉炎) 元住吉の歯医者で歯周病治療中等度歯周炎 元住吉の歯医者で歯周病治療重度歯周病

     

    歯周病と全身の病気の関係について

    歯周病の原因であるプラークは口の中のいろいろな種類の細菌の塊です。
    口の中には300種類以上の細菌がいます。歯周病が進むと歯と歯肉の間に歯周ポケットができます。
    この歯周ポケットからプラーク中の細菌や毒素が血管内に侵入し、血液の流れにのって全身にまわり、様々な臓器や器官に侵入するのです。

    元住吉の歯医者で歯周病治療

    定期的にプラークコントロールを

    歯周病は日ごろのケアで「予防」することが大切です。
    毎日の正しいブラッシング(セルフケア)と、定期的に歯科医院で健診を受け、歯周病菌のすみかであるプラークを取り除くこと(プロフェッショナルケア)は健康な生活の第一歩です。
    口の中を健康にすることは、口の中だけでなく全身の健康にもつながるのです。

     

    喫煙者は歯周病になる率が非喫煙者より高い

    アタッチメントロスと歯周ポケットの深さ

    喫煙をすると非喫煙者と比較して2~6倍のリスクで歯周病になります。
    しかも1日の喫煙本数が増えれば歯周病のリスクも増加します。
    しかし喫煙によって増加した歯周病のリスクは、禁煙期間が長くなるとともに低くなります。

    また、喫煙者はニコチンの血管収縮作用により歯肉が炎症を起こしても出血が抑えられてしまいます。
    そのため、歯周病に気がつきにくく、気がついた時は手遅れになっている場合もあります。

     

    喫煙による着色や口臭について

    元住吉の歯医者で歯周病治療

    喫煙は、歯の表面などにタール分が沈着しやすくなります。
    さらに、ニコチンによる血管収縮作用の影響で唾液の分泌が低下することなどで、唾液による口腔内の自浄作用が減退します。歯肉でのメラニンの合成を促進し、歯肉に色素が沈着しやすくなります。

    また、自浄作用が低下し歯周炎になると、歯周ポケットからの揮発性硫化物濃度が上昇し、不快なにおいを発生させます。さらに、タールは口腔のみならず肺の内部にも独特なにおいを発生させます。

     

    禁煙外来について

    当クリニックでは、歯周病予防のために禁煙指導を行っておりますので、ご相談ください。

     

    インプラントと歯周病

    アタッチメントロスと歯周ポケットの深さ

    インプラントと歯周病インプラントの周囲の歯ぐきや骨に起こる炎症を、インプラント周囲炎といいます。
    これは、天然歯に起こる歯周病のようなものです。
    この炎症によってインプラントじたいが損傷することはありませんが、進行すると、インプラントの周囲の骨が溶けだしてインプラントが抜け落ちることもあるので、注意が必要です。
    そしてインプラントの構造上、天然歯と比べて進行が早いと言われております。

    主な原因は二つあります。

    ひとつは感染です。
    これを予防するには毎日の歯磨きと、歯科医院での専門的なクリーニングが効果的です。
    インプラント表面のチタンは非常に滑沢な面になっているので、金属製のスケーラーや粗い粒子でのポリッシング剤は傷つけてしまうので、禁忌です。

    もう一つの原因は、噛み合わせの力や噛み癖です。
    インプラントは垂直な力には強いのですが、食べ物をすりつぶすように噛んだり、歯ぎしりをするときのような横からかかる力には弱いところがあります。
    噛み合わせが悪い状態でインプラントに過大な力がかかることで、周囲の骨に影響がおよび、それがインプラント周囲炎を引き起こすといわれています。
    ナイトガードが有効です。

    定期健診では、人工歯の摩耗状態や噛み癖もチェックしますので、必ず受診しましょう。

     

    歯周病のセルフチェック

    当てはまるものに(Check)してみましょう!

    ※2個以上該当すれば歯周病の可能性、4個以上は受診が必要です。

    ※10~12がチェックの場合は重度の歯周病の可能性があります。

     

    PDTによる歯周病治療のご案内

    PERIOWAVE(ペリオウェイブ)は、無痛光殺菌システム薬を使わないPDTによる歯周病治療です。

    PDT治療とは

    PDT(photo dynamic therapy)は光線力学療法と呼ばれる薬を使わない光による殺菌システムです。

     

    歯周病の現状

    元住吉の歯医者で歯周病治療

    25歳以上の約80%の人が歯周病といわれています。歯周病は歯ぐきや骨に大きなダメージを与えるため、進行すると歯が抜け落ちてしまいます。人の口の中には約500種類以上の細菌が生息しています。その中の数種類の菌が歯周病を引き起こし炎症が起こり始めます。

    従来、歯周病菌に対する処置法は抗生物質の投与が一般的でした。しかし、抗生物質は細菌に対し非常に有効ですが、長期使用により耐性菌が産生され、あまり効かなくなってしまうのです。

     

    PDT治療の特徴

    薬を一切使用しない

    耐性菌が発生しない

    副作用が起こりにくい

    全く痛みを伴わない

    手軽に何回も処置できる

     

    PDT治療の原理

    元住吉の歯医者で歯周病治療

    バイオジェルと呼ばれる染色液で歯周病菌を染めます。
    このバイオジェル光感受性物質と言い、光を吸収すると化学反応が起こり活性酸素を大量に発生させる事が出来ます。
    この生体に安全な活性酸素(一重項酸素)は細菌を殺す特徴があります。

     

    PDT治療の流れ

    当院ではPDT治療に「ぺリオウェイブ」システムを使用しています。
    ぺリオウェーブは人体に安全で、熱による侵収も無く痛みを伴いません。

    元住吉の歯医者で歯周病治療
    • バイオジェルを歯周ポケットに注入
    • 無熱レーザーを1分間照射
    • 死滅した菌を洗浄

    ほとんどの場合、1回~3回の処置で改善します。改善後も予防のために6カ月おきの受診をお勧めします。
    ※治療回数には個人差があります。

     

    ペリオウェーブシステムとは

    ペリオウェーブシステムでは、感染対策のため一人一人の患者さんに専用のバイオジェルを使用しています。
    ※保険適応外の為自費診療になります。詳しくはスタッフまでおたずね下さい。

    【適応症】

    • 歯肉炎 歯周炎
    • 根管治療
    • インプラント周囲炎
    • ヘルペス
    • 口内炎
    • カンジダ症

    【禁忌症】

    • 無カタラーゼ症の方
    • 光感感受性発作のある方

     

    PDT治療はさまざまな処置に応用できます

    インプラントのメンテナンスに有効です

    自分の歯と同じようにインプラントにも歯周病菌は発生してしまいます。
    せっかく埋めたインブラントもメインテナンスを怠ると周りの骨が溶けてしまい抜けてしまうことがあります。
    一生使い続けるため定期的にPDT治療によるクリーニングをしましょう。

    矯正中の歯周病治療に

    矯正治療でワイヤーを装着中は、ブラッシングが行き届きにくくなり歯肉炎等の症状が出ることがあります。
    定期的なPDT治療で衛生的な口腔内環境を保ちましょう。

     

PAGE TOP