インフルエンザ

      2023/11/22

はじめに

インフルエンザは広い意味での“風邪”の一種ですが、風邪症候群の中では非常に強い症状を持った伝染病です。

どんな症状がでますか

感染して一日か二日するとウイルスが増え、最初はノドの痛みや頭痛などがあり、三八度から三九度台の発熱があります。次第に鼻水や関節痛、咳などの症状が出ます。

潜伏期間はどれ位ですか

通常一日から五日とされていますが、平均して二、三日です。

確かめる方法はありますか

あります。一般に行われている方法は咽頭または鼻腔を綿棒でこすったもので検査します。十五分くらいで結果がでます。

ただし、検査結果が百パーセント支配するものではありません。仮に、検査結果が陰性でも、症状や経過および診察結果でインフルエンザの可能性もあります。

どのようにして感染するのですか

インフルエンザは飛沫感染と手や口に直接入って感染します。従って、インフルエンザの流行時にはマスクをし、手や顔をよく洗い、うがいもしましょう。

流行時には外出から帰宅した際は衣類が汚染されているのではないかと心配するかもしれません。衣類から直接感染することはないといわれています。普通の洗濯や日干しをすれば大丈夫です。

合併症がありますか

インフルエンザは辛い症状があるばかりでなく、いろいろな余病をおこします。

例えば、気管支炎、肺炎、中耳炎などがあります。高齢者は特に注意が必要です。乳児用では高熱による熱性痙攣を引き起こすことがあります。また、時にはインフルエンザ脳炎を引き起こすこともあります。

どのようにしたら予防できますか

第一に、流行時にインフルエンザワクチンを受けておくことです。そして、歯みがきやうがいをして口の中を清潔にし、手や顔をよく洗うことです。流行の時期になったらマスクをしましょう。無論、栄養を十分に摂り、睡眠を十分にとることです。普段、適度の運動もしてからだの抵抗力をつけておくことも大切です。



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