ショートインプラントとは?どんなメリット・デメリットがあるのかを解説
2025/02/20

こんにちは、元住吉の歯医者、よしだ・ファミリー・歯科です。
インプラント治療は自然なかみ心地や見た目を得られることが特徴の治療法ですが、骨の量が不十分な場合には治療が受けられないというデメリットがあります。
そのような際の対処法の一つが「ショートインプラント」と呼ばれる治療法です。
ショートインプラントとは

ショートインプラントとは、通常のインプラントよりも短いデザインのインプラントのことです。
一般的なインプラントは長さが10mm以上であるのに対し、ショートインプラントは6~8mm程度の長さしかありません。
そのため、主に顎骨の高さが不足している場合や、上顎の洞窩が浅く通常のインプラントを埋め込むことが困難な場合に使用されます。
ショートインプラントのメリット
骨造成の必要性が低い
一般的な長さのインプラントでは、埋入するための骨の量が不足している場合、骨造成が必要になることがあります。
しかし、ショートインプラントはその名の通り短いため、骨の高さが足りなくても埋入できることが多く、骨造成をせずにインプラント治療ができる可能性が高まります。
これにより、手術のリスクを減らすこともできます。
身体的な負担が少ない
ショートインプラントは、身体への負担が少ない点も魅力です。
歯科治療では、術後の腫れや痛み、長期にわたる治療期間が患者さんの負担となることがあり、特に骨造成手術を伴うインプラント治療では、これらの負担はつきものです。
しかし、ショートインプラントの場合は、これらの処置を省略できる場合が多く、手術の負担やストレスを抑えることができます。
治療期間も短縮でき、それにより患者さんの心理的な負担が少なくなるというメリットもあります。
費用が抑えられる可能性がある
ショートインプラントにより骨造成手術の必要がなくなったことで、骨造成手術を行うインプラント治療に比べて費用を抑えられるケースが多くなります。
適応範囲が広がる
従来のインプラントでは適応が難しかったケースでも、ショートインプラントを用いることにより対応できることがあります。
特に顎骨の高さに制限がある場合などは、ショートインプラントを用いることでインプラント治療が可能になることがあります。
ショートインプラントのデメリット
審美性の面で劣る可能性がある
ショートインプラントには、審美性の面で課題が生じる可能性があるというデメリットがあります。
通常のインプラント治療では、骨再生治療を行うことで骨量を増やし、歯ぐきのラインをより自然に整えることができます。
しかし、ショートインプラントでは骨再生が行われないことが多く、これにより被せ物の形状が不自然に見える可能性があります。
そのため、前歯のような特に見た目が重要視される部位よりも、奥歯などの目立ちにくい部位での使用が望ましいといえます。
適切な症例に限定
ショートインプラントは、どのような場合でも使用できるわけではありません。
顎骨やかみ合わせの状態、口腔状態、全身の健康状態などによっては、適応とならない場合もあります。
また、ショートインプラントを使用する場合でも、骨造成治療や骨移植が必要となる場合があります。
治療できる歯科医院が限られている
すべての歯科医院でショートインプラント治療が行われているわけではないことも、ショートインプラントのデメリットです。
リスクを抑えた手術を行い、長期的にインプラントを使用していくためには、ショートインプラントに関する専門的な知識と技術を持った歯科医院を選び、詳細な検査のうえで治療を受けることが大切です。
ショートインプラントが向いている人

ショートインプラントは、特に顎骨の高さが不足している場合に適しています。
また、手術時間が短く負担が少ないという点からみると、ご高齢の方や全身的な健康問題を抱えている方にとっても、向いているといえるでしょう。
ただし、個々の口腔状態やかみ合わせの状態などにより適しているかどうかの判断は異なるため、歯科医師による詳細な診断のもとで治療法を選択することが大切です。
ショートインプラントを利用するための条件

ショートインプラント治療を受けるためには、いくつかの条件を満たす必要があります。
まず、治療を受ける方は非喫煙者である必要があります。
喫煙はインプラントの成功率を下げる要因の一つであり、治療後のインプラント周囲炎によるインプラント脱落の原因にもなります。
次に、高さだけでなく、幅も十分でなければインプラントの固定が安定しないため、顎骨の幅が十分である必要があります。
また、インプラントは1本だけではなく、複数本埋入して連結させます。
1本では負担が集中し過ぎるため、複数本で力を分散させることで、長期使用に耐えられるように設計されます。
最後に、定期的なメンテナンスを欠かさず行うことが重要です。
インプラントは定期的なケアが不可欠であり、トラブルを未然に防ぐためにも、歯科医院での定期的なチェックが求められます。
ショートインプラントの目安費用
ショートインプラントの費用は通常のインプラントとほぼ変わらず、1本あたり30万円から50万円程度が目安です。
この費用は、インプラントの材質や製造元、施術を受けるクリニックの設備やサービス内容により異なります。
また、検査やメンテナンス、場合によっては補助的な治療が必要な場合もあるため、具体的な見積もりを事前に確認するようにしましょう。
骨が少ない場合のショートインプラント以外の対処法

骨誘導再生法(GBR法)は、インプラントのための骨の土台が不足している場合に用いられます。
人口骨や自家骨を骨が足りない部分に入れ、その上から特殊な膜で覆い再生を促す方法です。
ソケットリフトは上顎洞の床部分を少し持ち上げ、その下に骨移植材を挿入することで、骨の高さを増す方法です。
低侵襲で患者さんへの負担が少ない手術として知られています。
まとめ
ショートインプラントは、インプラント治療をするための顎骨の高さが足りない場合に適した治療法です。
骨造成や骨移植を避けられ、手術の負担を軽減できるメリットがありますが、ほかの治療法と同様にリスクや適応条件もあります。
インプラント治療を考えている方は、専門的な知識を持つ歯科医師に十分に相談するようにしましょう。
骨が足りない場合の構造製法について、当院のインプラントサイトでも解説しておりますので、こちらもご確認ください。
⇒よしだ・ファミリー・歯科「インプラントサイト」
医療法人社団よしだ・ファミリー・歯科:https://www.theha.com/
〒211-0025 神奈川県川崎市中原区木月1-27-12 近藤ビル2F
電話:044-433-3088
交通アクセス
電車でお越しの方:東急東横線元住吉駅西口より徒歩3分