歯科治療中に吐き気を感じる嘔吐反射の原因と軽減のためのポイントを解説

      2026/02/20

元住吉の歯医者、よしだ・ファミリー・歯科で歯科治療中に吐き気を感じる嘔吐反射の原因と軽減のためのポイントを解説

こんにちは、元住吉の歯医者、よしだ・ファミリー・歯科です。

歯科治療において、器具が口の中に入った際に吐き気を感じるという方は少なくありません。
これは嘔吐反射と呼ばれる生理的な反応です。
しかし、この反射が強いと、歯科治療を受けることが困難になり、必要な治療を避けたり先延ばしにしたりしてしまう原因となることもあります。
今回は、嘔吐反射が起こるメカニズムや、患者さんがご自身でできる工夫などを解説します。

 

嘔吐反射とは

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嘔吐反射は、喉の奥や舌の付け根付近が刺激されたときに、反射的に吐き気を催す生理現象です。
異物が気道や食道に誤って入り込むことを防ぐための防御機能としてすべての人に備わっています。
この反射の強さは個人差が大きく、わずかな刺激でも強い反応を示す方もいれば、ほとんど反応しない方もいます。

 

嘔吐反射が起こる身体的な原因

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嘔吐反射を引き起こす身体的な原因は複数あります。
直接的な原因は、口腔内の敏感な部位への物理的な刺激です。
特に軟口蓋、舌の後方、扁桃周囲などは敏感であり、これらの部位に器具や材料が触れることで、反射が誘発されます。

そのほかの要因としては、口呼吸が困難な状況も嘔吐反射を引き起こしやすくします。
風邪などで鼻呼吸が十分にできない場合や、口の中に器具が入ったことによる呼吸のしづらさなどから反射が強く出ることがあります。
また、体調が優れないときは、わずかな刺激でも強い反応を示すことがあるため、体調不良や疲労、睡眠不足なども、嘔吐反射を強める要因となります。

 

嘔吐反射が起こる心理的な原因

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心理的な要因でも嘔吐反射は起こります。
例えば、過去に歯科治療で嘔吐反射を経験し、そのときの不快な記憶が強く残っている方は「次の治療の際にも同じことが起こるのではないか」という不安や恐怖を感じます。
この予期不安が交感神経を刺激し、実際に反射を引き起こしやすい状態を作り出してしまいます。

また、歯科治療に対する一般的な恐怖心も影響します。
治療の痛みや音、匂いなどに対する恐怖や緊張は、身体を防御的な状態にし、刺激に対して過敏に反応させます。
そのほか、潔癖症の方などは、他人の手や器具が口の中に入ることに対して感じる強い抵抗が、嘔吐反射を引き起こすこともあります。

 

歯科医院で行われる対策

デジタル技術(口腔内スキャナー)

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口腔内スキャナーは、小型のカメラのような機器を口の中で動かすだけで、歯列の三次元データを取得できる方法です。
従来の型取りでは、粘土のような印象材を載せた大きなトレーを口の中に入れ、固まるまで数分間保持する必要がありました。
この際、印象材が喉の奥に流れ込みそうになる感覚が強い嘔吐反射を誘発していましたが、スキャナーによる光学印象ではその必要がありません。

口腔内スキャナーの大きなメリットは、処置時間が大幅に短縮される点にあります。
カメラで歯をなぞるだけでスピーディーにスキャンが完了するため、患者さんの負担が非常に少なくなります。
また、スキャン中に苦しくなった場合はすぐに中断し、落ち着いてから再開することも容易です。
さらに、取得したデータはデジタルで即座に確認できるため、精度の高い詰め物やかぶせ物の作製につながり、結果として再治療のリスクを減らすことにも寄与します。

 

鎮静法

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鎮静法には、笑気吸入鎮静法と静脈内鎮静法があります。
笑気吸入鎮静法は、笑気ガスと呼ばれる亜酸化窒素と酸素の混合ガスを鼻から吸入する方法です。
笑気には、不安や恐怖を和らげる作用があり、吸入することで嘔吐反射や治療に対する抵抗感が軽減されます。
数分間酸素を吸入することで作用が消失するため、その後の予定等に響かないという利点があります。

静脈内鎮静法は、腕の静脈から鎮静薬を投与する方法です。
笑気吸入鎮静法よりも深いリラックス状態を得ることができ、ほぼ眠っているような状態になります。
治療後はしばらく休憩が必要で、当日の車の運転などは避ける必要がありますが、歯科治療への抵抗感や恐怖心が強い場合に適しています。
当院では、静脈内鎮静法に対応しております。

 

段階的な治療・トレーニング

口内への刺激に慣れるための方法として、歯ブラシを使った方法があります。
この方法では、まずは舌の前方を優しく磨き、その後少しずつ後方へと移動させていくことで物理的な刺激に慣れるトレーニングを行います。
吐き気を感じたらすぐに止め、無理をしないことが重要です。
毎日少しずつ練習することで、徐々に刺激に対する耐性が高まっていきます。

また、恐怖心などから嘔吐反射が出ている場合には、歯科医院での治療を段階的に進めることも可能です。
口腔内検査やクリーニングなど、比較的刺激の少ない処置から始め、徐々に本格的な治療へと進んでいきます。

 

患者さんができる嘔吐反射の軽減方法

呼吸法によるリラックス

患者さんご自身でできる嘔吐反射の軽減方法として、呼吸法があります。
緊張すると呼吸が浅く速くなり、それがさらに不安を増大させるという悪循環に陥ります。
意識的に深くゆっくりとした呼吸を行うことで、副交感神経が優位になり、リラックスした状態を作ることができます。

 

注意をそらす方法

治療中に注意を口の中から別のことに向けることで、嘔吐反射を軽減できることがあります。
その一つの方法として、手や足に力を入れて握りしめる方法があります。
拳を強く握る、足の指を曲げるなど、体の別の部分に意識を集中させることで、口の中の感覚から気をそらしやすくなります。
また、舌の位置を意識する方法もあります。
舌を下顎の前歯の裏側に軽く押し付けるようにすると、舌が後方に落ち込むことを防ぎ、反射が起こりにくくなります。

 

治療前の準備と生活習慣

空腹だと胃酸が上がってきて気持ち悪くなりやすく、満腹だと腹圧がかかって嘔吐反射が起こりやすくなります。
食事は、治療の一時間から二時間前に軽くとるようにしましょう。
また、治療当日は、タイトな服装を避け、首元がゆったりとした楽な服装を選びましょう。
締め付けがあると、息苦しさを感じて不安が増すことがあります。

 

まとめ

元住吉の歯医者、よしだ・ファミリー・歯科で歯科治療中に吐き気を感じる嘔吐反射の原因と軽減のためのポイントを解説

歯科治療中に生じる嘔吐反射は、多くの方が経験する自然な生理現象です。
その程度や原因は個人によって異なりますが、嘔吐反射が強いからといって歯科治療を避けてしまうと、口内の健康維持が難しくなり、より大がかりな治療が必要になる可能性があります。
歯ブラシなどを使って慣れるためのトレーニングをしたり、表面麻酔や鎮静法を活用したりすることで、少しでも快適に歯科治療を受け、健康な口内環境を守っていきましょう。

 



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