ヒトの健康を考えることは生まれてから生涯を終えるまでを通じてとても大切なことです。従って、自分はもちろんのこと家族全員の健康に気を配らねばならないわけですが、実際には家族はおろか自分自身の健康管理もおろそかになりがちです。

わが国では、医学の進歩や生活状態の向上によって、かつて猛威を振るっていたいろいろな伝染病はその影を潜めました。しかし、それにとって代わってがんや心臓病や脳卒中といった生活習慣病がとても多くなっています。中でもがんや心臓病は益々増える傾向にあります。これらの生活習慣病はなんとしても予防と早期発見がとても大切なことです。つまり、日頃の健康管理がとても重要です。

これら生活習慣病の病気の芽ともいえる初期の状態は、その病気がはっきりとした症状を現すのが壮年期ですので、それ以前の青年期ということになります。

では生活習慣病にならないようにするにはどうしたらようでしょうか。一言でいえば生活習慣病になるきっかけのものや生活習慣病を悪くするような因子を避け、生活習慣病にならないように働く因子を増やすようにすればよいわけです。

例えば、いろいろな病気に悪い影響を与えるというタバコを止めることです。また、塩辛いものや熱いものを避け、バランスの良い食事をすることです。

特に緑黄色野菜や繊維の多い根菜類を多く食べるように心がけましょう。こうすることによって、体の中のどこにでもあるという発がん状態を抑制しましょう。

なんといっても自分のからだは自分で守るという心構えが大切です。しかもこれは若いうちから心がけることがとても大切なことです。